▼ トレンドライン確定と弱気のダイバージェンス
ビットコインは2月2日に上昇トレンドのサポートラインでロウソク足が確定。この時点ではまだトレンドが崩れたわけではなかったけど、MACDを見ると弱気のダイバージェンスが発生していた。
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今回は教科書通りの動きをしたので是非参考にしてください。
価格は高値を更新していたのに、MACDは下向きに推移していたため、これは上昇の勢いが弱まっているサイン。このまま反落すると、下落の流れが強まる可能性があった。 また、このタイミングでは出来高も減少しており、買いの勢いが鈍っていることがわかる。トレンドライン上での価格推移に注目しながら、どちらに動くかを見極める必要があった。
▼ 2月3日 4時間足で明確な下抜け
4時間足で見ると、2月3日にトレンドラインを明確に下抜け。これが決定打となって、上昇トレンドが崩れた。
その後、下落が加速して、ピボットS1(15,503,569円)を割り込み、フィボナッチ・エクステンション161.8%(14,535,007円)まで下落。
この下落は一時的に反発する場面もあったものの、戻り売りの圧力が強く、しっかりとしたサポートを見つけるのが難しい展開だった。
▼ 市場の暴落と慎重な対応
この急落に市場は反応し、多くのショーター(売りポジションを取る人)が参入。売りが売りを呼ぶ展開になった。 しかし、前回のブログ記事で勉強していた方はご存じの通り、161.8%は弱気のダイバージェンスの強い到達点であり、すぐに割れるような簡単な底ではない。さらに、特別なファンダ(ニュースや経済的な要因)もなかったため、過度な悲観は禁物。現物や低ロットなら拾った方もおられたのではないだとうか? このレベルでの売りはリスクが高いため、慎重な対応が必要な局面だった。特に、短期的なショートのリスク管理が重要で、価格が急反発する可能性もあることを想定しておく必要があった。
▼ 現在の状況と重要な攻防
その後、割れたトレンドラインまで一度戻し、順調に上に向かうかと思われた。 しかし、14時の関税関連のニュースを受けて反発。 現在、上に行くために重要なラインとの攻防が続いている。 最後に送った画像 ここを突破できれば再び上昇トレンドに復帰する可能性があるけど、逆に抑え込まれると再度下落リスクが高まる。 また、この攻防の中で出来高が増加するかどうかもポイントとなる。強い上昇には十分な買い圧力が必要であり、出来高が伴わない上昇は再度押し戻されるリスクがある。 今後のポイントとして、突破の有無をしっかり確認しながら戦略を立てることが重要!特に、短期トレードではエントリーポイントと損切りラインを明確にしておくべき局面だ。
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